SSブログ

八木ちゃん [綴らせてよMersey Beat]

音楽評論家の八木誠さんがなくなったと今知りました。6月5日のことだったようです。
正直ほぼ、一ヶ月間そのことを知らないでいたというのが、とても悲しいです。
65歳だったとのこと。 

学生時代、Bay City Rollersが大ムーブだった。
そして、彼はBCRを紹介するラジオ番組を持っていました。
洋楽と呼ばれる音楽をそれまで、聴いていなかった私は彼や大森森庸夫さん、山本さゆりさんのラジオを聴いて、一番脳細胞が、色んな事を吸収するであろう時代を過ごした。

Bay City Rollersの人気は正直儚いものだった。
「アイドル」であった彼らは、その演奏能力だったりを疑われることが多くなり、彼らを「イモバンド」と呼ぶ人が出てきた。 

そんな中、八木ちゃんは、ラジオで語り続けてくれた。「音楽の善し悪しは、人が言うから決めるものでなく、自分がどう感じるかで決めるものなんだと。BCRの音楽は素晴らしい音楽なんだ。」と。
評論家さんの間で、BCRを応援している彼というのは、「なんで、あのイモバンドを応援する?」というところもあったのだと思う。私は、それでも、ご自身の思いを曲げずにBCRを応援し続けてくれた八木さんを応援していたし、尊敬していました。

よく、リクエストカードや、手紙をラジオ関東に送ったものです。名前呼ばれて本当に嬉しかった。
録音したカセットテープ何度も聴いていた。
あの頃を私と今の私、歳はくったけれど、基本たいして変わってないよね。

あ、「輝け!Bay City Rollers』という番組は、文化放送でしたが、私が大好きだったのは、「翔け!世界のスーパーアイドル」という番組だった。確か全米TOP40の後の深夜の番組だった。

Peter & Gordonの"I go to Pieces", Osmondsの "Love me for a reason" Rollers意外にも彼が、その後私がこの歳まで聴き続けている色々な曲を教えてくれました。
本当は、もっともっと、彼はソウルミュージックなどに詳しい方で、もっともっと、彼の好きな音楽を聴いておけばよかったです。これからでも聴いてみようと思います。

八木ちゃん本当にありがとう。
当時の中野公会堂でDJショーやりましね。その時にお会いできたこと、今でもいい想い出です。

お疲れさまでした。
大好きな音楽をそちらでも、聴き続けて下さいね。

本当にどうもありがとう。

彼が監修をした、CD


アナザー・サイド・セブンティーズ

アナザー・サイド・セブンティーズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD



nice!(0)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

今更だけど、桜 2011 Part 1 [ちょっとしたイベントだ!]

私はこの数年、決まって見に行く桜がいくつかあったのですが、今年は、震災後ということで、むしろ絶対がんばって、見るんだと思っていました。
実は丁度東京の桜のベストウィークに風邪をひき、体調かなりボロボロな中で、見てきた桜です。

ま、素人がいたずらにシャッター押してるだけの写真におつきあいいただくのもなんなのですが、ま、桜は綺麗でしょ? 
ってなわけで、

1. 小石川後楽園

P1000739.jpg

P1000834.jpg
結構アップ一杯とりました。

沢山アップしたので、よかったらスライドショーにでもして見て下さい。
下のリンク先の右上にスライドショーってボタンあるので、それクリックすると見れます。
http://gallery.nikon-image.com/134251534/albums/2391522/

2. 都議選の日に投票所の小学校(実は私の母校です)の桜などなど。

P1000855.jpg
ピンクがとてもキレイな 多分桜だと思うのですが…

P1000859.jpg
それと、違う白い桜とのコントラストが美しく

P1000863.jpg

P1000868.jpg

で、ミモザの黄色もかわいくて。

詳しくはこちら
こちらも右上の「スライドショー」でご覧になるのがよいかと。
http://gallery.nikon-image.com/134251534/albums/2391684/

そんなわけで、お天気もよく、予想外の素敵なお花見でした。


で、あと二カ所ほど別の写真も次回アップしようかな。また1週間くらい必要だけど(笑)
すみません。季節外れで。

Imagine ALL the people …weak people [患者としてつぶやいてみる]

子供達、お年寄り、そしてなんらか障害を持つ人々。「災害弱者」と呼ばれる人々。 私も病気を抱えている身ですから、その中の一人かもしれません。地震の後数日後に人工透析をうけることができずに、何人かの方がなくなったと、ききました。被災地では薬が足りなくなったとききました。そのようなニュースのひとつひとつが、とても辛い。しかも、それがどこまで報じられているのか。そういう人々の声がどこまで、一般に届いているのか。
自分がその状況におかれたらと、考えると…。

計画停電という話がでてきました。そして、電気を使う医療機器、人工呼吸器などを使用している人達がこの停電をどのように感じているかと考えると、これも本当に辛かったです。
確かに、停電ということは、特に震災がなくても、想定しなくてはいけないわけで、大切な医療機器には、備えがなされているだろうと考えてはみたものの、その患者さん自身、そして家族の方の不安な思いを想像すると、唇を噛むことしか出来ませんでした。

確かに生き物の世界、障害があったり、病気で弱ってしまった場合、それは生きていく上での決定的ハンデなわけで、よく野生の生き物を扱ったテレビなんかでも、弱いものが食べられていく様子が「これが、野生の世界なのです」と映し出されるわけですが。

でも、人間は「ひとつになろう日本」とか、「共に生きていく」とかって、美味しい言葉をテレビでは、たれ流しています。それが、本当なら、不自由なことを、不自由な人は声を上げて理解を求めないとと感じています。

節電のため、エスカレーターとエレベーター、どちらかのみ運転というのが今の東京での駅の現状です。さて、どちらが動いているのか、エスカレーターが動いていなければ、エレベーターはどこなのか?あまり親切な案内のある駅はありません。杖を使っている方にしてみたら、それを探すのに歩くことだって、かなり負担でしょう。視覚に障害がある場合にも、別の道の案内というのが、充分になされているとは、思えません。

精神的病を患っている方にとっては、この不安な状況が続くということは、それだけで、大変な試練だと思います。自閉症の人々は、毎日決まったスケジュールで、生活することがとても大切ですし、「いつもと違う」ということに、とても不安になるものです。彼らは毎日同じ時間に電車にのって、学校なり勤めに行って(作業所などのことが多いでしょうが)人によっては、お昼に同じお弁当を毎日食べないと落ち着かないという人もいます。以前勤めた職場に、自閉症の方がいて、毎日オリジン弁当を買って食べていたのですが、近くのオリジン弁当が閉店してしまい、彼は自転車にのって少し遠くのオリジン弁当まで買いにいっていました。今、毎日していたことが、出来なくなっている方も多いことでしょう。

ここに書いたすべてが、マイノリティーのお話です。ひとつになる為に、そして共に生きる為に、想像力をはたらかせたいです。 

国だったり、都だったり、そのレベルで望めないのであれば、これを読んでくれたあなたが、明日出掛けたどこかで、私が書いたこういった人々とすれ違うことがあった場合、なんらかを感じてもらえれば。

ちなみに、「障害者」という言葉がありますが、「内部障害者」という言葉があります。つまり、心臓だったりという内蔵に障害を持っている人。この人達は、杖も持っていませんし、車いすに乗っている訳でもないので、目に見えて周囲からはわかりません。たとえば電車の優先席、「あれ?若者が座ってる。」って場合,もしかすると、その人がそういう、目に見えない障害をもっている場合もありますし、反対に優先席付近で立っている若ものであっても、本当は席を必要としている場合もあるということ、そして、特に若い人の場合、なかなか「席譲ってください」と言いずらかったり、反対に座っている場合に「あ、若いのに座っちゃって」と見られて、場合によっては、「君、若いんだから立ちなさい!」と言われて傷ついている人もいることをお伝えしておきます。
私も、心臓の手術をした身ですので、この対象ですが、その中で、「ハートプラスの会」というものを見つけ、何度か活動にも参加しました。ご興味があれば、その会のサイトご覧下さい。
http://www.normanet.ne.jp/~h-plus/

「目に見えない障害」という意味では、聴覚障害というのもそうですね。彼らにとっては、情報を得にくく、今回の震災でも、それを不安に感じていることと思います。

現在、「障がい者」と害をひらがな表記にする傾向にあるようですが、あえて、漢字で書きました。漢字から、ひらがなにすることより、呼び方を考えるより、皆に、その人達が具体的に何が不自由で、どのようなサポートを必要とするのかを知ってもらう事が、大切だと思ったので。

これを読んでいるあなたが、何らかのハンデを持っている方だったら、自分のハンデについて、公に話すということが、とても勇気のいることだというのは、私もその一人として理解しています。なので、皆が皆、同じように大きな声でそれを説明できなということも理解しています。だから、皆に声を上げる事や、カミングアウトを強要はしたくないし、しません。

でも、声を上げられるひとは、声あげましょう。「仕方ないか。我慢するしかないんだ」とはじめから思ってしまうと、実は説明すればわかってもらえる、解決できる問題が、そのままになるということだから。多分弱くない人々は、その経験がないから、わからないことがあるんだと、「その人には、楽々昇れる階段が、どう、シンドイのかは、身体で理解することは難しいんだ」と想像しながら。

元気出せ 自分 コンピレーションアルバム(笑) [徒然なるままに]

音楽で癒されることは、とても必要なことなんだと感じている今日この頃です。
で、今日は自分の為の、元気を出すための、または癒しのコンピレーションアルバムをiTuneで作ってみました。 皆さん、なんか追加のおすすめあります? 
_________________________________

上を向いて歩こう 坂本 九

ひょっこりひょうたん島 前川陽子

ニルスのふしぎな旅 加橋かつみ

(Just Like) Starting Over John Lennon

Silly Love Songs Wings

I'll Be There Michael Jackson

Cheer Down George Harrison

You'll Never Walk Alone Gerry & The Pacemakers

Ferry Cross The Mersey Gerry & The Pacemakers

Don't Let The Sun Catch You Crying Gerry & The Pacemakers

風になる つじあやの

Ben Michael Jackson

All kinds of everything   Dana 

There's A Kind Of Hush (All Over The World)  Herman's Hermits

Hey Jude The Beatles

見上げてごらん夜の星を   坂本 九

nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

原子力について考えてみました [徒然なるままに]

今皆さんにとっても、大きな関心事、そして、これに「振り回されている」感の強い原子力について、少し書いてみたいと思います。
と、言っても私は、何の専門家でもありませんし、振り回されている一人です。

そんな中で、様々な記事をあるときは自主的に、そしてあるときはなんとなく、読んできました。
ツイッターでリツイートしましたが、私の思いに近いことを、最も的確に書いて下さっているなと感じたのが、乙武洋匡さんのリツイートから私は読んだものです。
人の意見を拝借して、はなはだ、ずるい、記事でごめんなさい。
飯野賢治さんの記事です(申し訳ありません、私は詳しくこの方のことを存知上げません)
まずは、この記事を少しでも多くの方に読んでいただきたかったのです。

http://blog.neoteny.com/eno/

日本という国が今後も残っていくのであれば、福島の原発の件は、私たちに、今後の電気について、考えなければいけないという、何かの警告だと、私も感じています。そして「原子力をどうするのか?」という問題をギリギリまで、突きつけられているのです。のど元にナイフあてられてる感じです。とても大事な事ですから、冷静に決めなければいけません。でもね、今回のことが、「これからも、原子力を安全に使っていきましょう」という何かの導きとは、どうしても私には思えません。
もちろん、遠い将来のことを考えれば、もっと安全に原子力を使っていくことも可能なのかもしれません。でも、現状ここまで、私たちは不安を覚えているのです。怯えているのです。現実に壊れてしまった原子炉をどうすることもできずに3週間を過ごしているのです。これから、どこまで、害が広がるのかの情報も得られぬまま。 飯野さんの記事からも、原子力を使わない事にする場合、その代償があることも書かれています。それも私たちは、真剣に考える必要があるでしょう。光熱費が上がる事に対しても、耐えていく必要があるのかもしれません。 でもとにかく私達が国民が真剣に考えて、その民意を本当に反映する形で、この方向性が決められることを私も切に望みます。

しかも、これは、日本だけの問題ではないですよね。しかも日本だけで解決できるほど、小さな問題じゃないんだと思います。一人で抱えきれない問題は、人に(他の国に)も頼るしかないと思います。
頼る時には、できるだけ、上手に頼まないとですね。具体的ではないし、私が語る価値があるのかどうか…でも、考えたので、アップしておきます。

悲しみをぶっとばせるのか? [徒然なるままに]

東日本大震災。
まだそのまっただ中に私たちはいますね。
2週間が過ぎ、今まで経験をしたことのない量の悲しみと、不安を日本にいる大半の人、そして海外にいる多くの人が、感じていることでしょう。日本人でなくても、日本に住んでいる人を私も何人か知っています。彼らは私と同じように悲しみ、不安です。海外にいても、日本人なら、家族は日本にいるでしょうし、何らかの形で日本に接点のある人は、同じように心を痛めています。

一番の悲しみは多くのいのちが、失われたことです。

私は、またもや、「助かっています」。
どういう意味かというと、私は2度にわたり心臓の疾患で「いのちの危機」を経験しましたし、2年前に、別の名前にちょとインパクトのある病気を診断され、薬を飲んで命をつないでいます。
一度目は手術で助けられました。 2度目も病院での治療で助けられました。そして、3度目も、薬によって、2年間助かりました。 その度に、辛さや、悲しさ、沢山経験したのですが、一度目に助かってから、2度目の危機まで、楽しいことも沢山あり、好きな人にも沢山。。。てほどじゃないにしても、出会いました。2度目に助かってから、3度目の危機までも、そう。その度に仕事も変わりましたが、もちろんイヤな思いもしていますが、今はやってよかったと思っていることが、殆どです。いや、むしろこう考えています。今まで助かったのは、何かの力が「私にもうちょっと違う経験をせい!」と仕組んでのことなのかと。

今回何故私でなく、違ういのちが沢山失われてしまったのか。それを誰かが仕組んだのか?それは私にはどう考えてもわかりません。ただ、ひとつ言えるのは、いのちの長さは平等でなく、そして、どのいのちにも終わりがあるということ。

いままでの危機と今回が違うのは、今までは私一人のいのちの危機であったものが、今回に関しては、「まわりの皆」の危機であるということ。正直これキツイなと感じています。

今、まだ混乱して、まとまらない頭の中で、しようとしていることが、二つあります。

ひとつは、とにかく、先を考えると、果てしがなくて、不安がつのるだけなので、短期的な目標をもって、短期的な計画で行動しようということ。次の日の朝ご飯のことを考え、明日しなくてはいけない、仕事のことを考え、もらったメールやツイートやmixiなどなどに、レスしようとか、何かこうとか。そして、もうちょっとだけ、先の計画として、桜の花見たいなとか。

もう一つは、自分の憂鬱を意識的に、表に出そうかなということ。今回の悲しみや不安は、あまりにも大きくて、多分この感情を我慢していることで、ずっとコントロールしていくことは、難しいような気がしているのです。だったら、少しずつ、その心の圧力を抜く作業として、たまにそれを言葉にするべきかなと。

2週間。未だに、一時的な安心すら得られていない状況ですね。切なる願いは、今日より明日、明日より明後日に、一ミリでも安心に近づいたのだという実感を得たいということ。ひとつ具体的に言うなら、原発の問題の「収束へのシナリオ」が、様々な人と国の力で、できあがりますように。シナリオは、その度書きかえていくもので、かまわない。多くの人は、まずは、そのシナリオを読むことで、判断ができたり、安心ができたりするものじゃないかなと私は思う。

まとまらない頭で、今、私が考えている事。

雪の中の患者会 [患者としてつぶやいてみる]

2月11日、雪。 その中で患者交流会というものを開きました。少人数の「プチ交流会」です。
大井町にある「きゅりあん」という施設の、20名ほどが入るお部屋を借りる事にしていたので、中止する訳にもいかず、私が参加者さんとの連絡係だった関係で、10人の参加表明は承ったものの、前日に「明日は雪の予想ですので、くれぐれも無理をなさらぬよう…」という弱気なメールを送る始末。

思ったほどひどい雪ではなかったので、現地について皆さんを待つ事に。
正直ドキドキでした。何人来てくれるんだろう?って。

開始時刻午後6時にはなんと全員集合!!
そのことだけでも、ありがたくて、嬉しくなりました。

さて、まずは自己紹介。私が少し思っていたことがありまして、病気はそこに集まった皆の共通の話題であるのは確かですが、皆私がそうであるように、音楽が好きだったり、色々な仕事をしていたり、過去にしていたり、特技があったり…そんなことを知りたいなと思っていまして、そんなことも含めて自己紹介してねと言ってみました。でもやっぱり、皆病気のことを中心にはお話していましたね。でも、皆、お子さんがいたり、お仕事をしていたり、家族で同じ趣味を楽しんでいたり。そういうことが分かったのは嬉しかったです。

その後、どんなお話をしましょうか?という話になりまして、いくつかの患者としての投げかけがありました。 
ひとつは、
マルク(ここを患者さんでない方が読むことを考え、説明しますと、骨髄検査のことで、痛いです。)をドクターによって、3ヶ月ごとにする人もいるし、病状が落ち着くと1年に1度もやらず、末梢血検査(つまり普通の採血でできる検査)で今では、骨髄検査と同等のデータが得られるのでということで、マルクを行わないドクターもいる。そういう差が大きいのでは?というお話。しかもそのマルクの為に払う費用に関しても、完全寛解(つまり悪い細胞君がほぼ撤退とう状態を迎えた)後は自己負担になる場合がある。というようなお話が出ました。グリベックという薬が高いという話は何度かこのブログでもしていますが、こういう検査に関しても、まだまだ、はっきりさせるべき、お金の問題があるのだなということがわかりました。

一度お弁当タイムをはさみまして、(お弁当は、おこわ弁当!)

その後は「仕事を続けていく上で」ということや 「どんな患者会が理想なのか?」と言ったことをお話しました。10人でしたが、2つのグループにわかれてお話してみました。その方が一人が話せる時間が多くなりそうだったので。

「仕事を続ける」ということに関して言えば、今回集まった方の中には、自分の勤め先に自分の病気のことを話している人が多かったです。でも、以前勤めていた場所で、辛い立場になってしまい、転職後は、仕事場にお話をしていないという方もいらっしゃいました。

どんな患者会を?という事に関しては「たとえば、患者本人の会と家族の会、というように細分化されていったら、いいな」というお話も出ていました。

話の端々で、聞こえてきたのは、副作用のお話、「足や全身のいろんなところがつる」「お腹の調子が悪くなる」とかが多かったでしょうか。 これは私の主観でしかないのですが、男性の患者さんの方が、お腹の調子の問題は起き安いのかな?と。

参考までに飲んでいる薬ですが、一人だけグリベックからタシグナという新しいお薬に1日前に変更したという方がいらっしゃいました。この薬で今までより副作用弱くなるといいですね!

最後に2つのグループがどんなお話をしたかを報告しあって9時少し前にお開きになりました。

雪の中だったのに、会費制だし、夕食だって、決して豪華なお弁当じゃないし、それでも患者さんが集まったのはやはり、同じ思いだったり、情報を共有したいという気持ちが強いのですね。

帰りに模造紙に「もしよかったら一言、「こうだったらいいな」というような事を書いて寄せ書きできたら」と提案し、何人かが書いてくれました。そこに2つ「仲間」という言葉を見つけました。

それぞれ、抱えている問題は少しずつ違うかもしれませんが、知恵を出し合って病気と付き合っていけたら心強いです。

あ、これもあくまで私の趣味の問題なんですが、「病気と闘うと」という表現は今の自分には、使いたくないんです。そんなに痛みだったり、具合悪かったりしていないし、こっちが、力入れて闘おう!とすると、反対に相手も抵抗してきそうで、なんか、適当に付き合ってた方が、いい気がしているので。

とにかく参加いただいた皆様、そして、サポートいただいた、いずみの会の皆様、ありがとうございました。

今回の繋がりは大切にしていきたいと切に感じています。

医龍3について その2 [患者としてつぶやいてみる]

さて、もう一回医龍のお話におつきあい頂きます。

前回からの続きね。(笑)
黒木先生がCMLで亡くなりました。
一つ気がかりなのが、このドラマで、CML=不治の病のイメージがまた多くの皆さんに植え付けられてしまうことです。

昭和の昔なら、「赤い疑惑」
平成のみなさんなら、「世界の中心で愛を叫ぶ」
アメリカでは、「ある愛の詩」
お隣韓国でも、ドラマ「美しき日々」

白血病を扱ったドラマは多いです。
おそらくは、これらは、急性白血病を扱っていて、その場合、確かに症状は急に出てきますので、
その意味では、ドラマチックにはなりますね。 確かに放射線治療、抗がん剤治療、骨髄移植、とても辛い治療が必要になるケースが多い、病気です。

参考までに、白血病にこんな種類があります。ご興味があれば説明をしたリンクをお読み下さい。
http://www.saechika.net/kbk/main1/gan11/HKB-towa1.html
一番患者さんが多いのは急性骨髄性白血病であることは、分かっていただけると思います。
上のリンクから、引用させていただくと、
>成人での骨髄性白血病とリンパ性白血病の割合は、骨髄性が約80%、リンパ性が約20%です。急性白血病と慢性白血病の割合は、急性が約80%、慢性が約20%です。

とのことですね。その辺もドラマで急性白血病があつかわれる理由かもしれませんし、それが、「白血病=不治の病 白血病=美人薄命 そんなイメージの蓄積に繋がってしまったのかもしれません。

ドラマでなくても、夏目雅子さん、本田美奈子さんもこの病気でなくなっていますね。他にもいらっいますが、若くして亡くなってしまったのは、悲しいことです。
その意味でも「白血病」という言葉には歴史の重ねられたインパクトがあります。

私自身も病名を聞いたときに、大きなショックを受けたのは、この積み重ねられてきたイメージによる部分が多かったと思います。説明したように、特別な症状がなかったにもかかわらず、診断がついた直後から、私には前代未聞の食事がのどを通らないという経験、なぜか、腰痛をおこし、歩くのがやっとという日が数日ありました。

インターネット グーグルに「白血病」と入力して出来る限り色々なことを読もうとしてみました。
その時に見つけたあるQ&Aサイトで見つけた書き込み。「オレの同僚が白血病だっていうのに、働いているんだけど、大丈夫なのか?」というものでした。(ブックマークはしていないので、それを今リンクすることができずに申し訳ありませんが。)
私は思いました。 「ア、私も今までだったら、もし同僚が白血病だと聞いて、それでも働いていたら、いいの?と思ったよな。」と。

CMLに関して言えば、慢性期からの治療であれば、まずは投薬が一般的で、仕事をしても差し支えないケースが多くなりました。これからもこのことは、こちらでも、書かせていただきたいと思います。
なぜなら、実際会社などでの「大丈夫なの?」「それに気を使いながら、働いてもらうのは、ちょっと」と仕事を失う患者さんも出てきているというお話や、実際就職に苦労をされている学生さんのお話を伺うからです。 

実はこの薬の値が高いということも以前お話しましたね。それに関して署名活動などで、皆様にお願いもしました。
当時の厚生労働大臣桝添さんにもお会いしました。
そう、薬代を稼がないといけない患者なのですが、「働いて大丈夫なの?」と言われたら? 困るでしょう。

CMLは、薬で維持し、働き続けることも可能な病気になりました。確かにこの薬以前は、残念ながら「急性転化」をしてしまう確立も高く、その他の治療法としては、骨髄移植ということになり、たしかに大変な治療を要しました。今でも、発見がおくれれば、今回のドラマの黒木先生のようなケースはありえます。

ただし、現在多くの患者が薬を飲みながら長生きしています。そのことを覚えておいてくださいね。その薬でコントロールしている患者に関して言えば、急に倒れることもないはずです。

さて、今までの書き方だと、じゃぁやっぱり、急性白血病に関しては…とお考えになったり、もしこれを急性の白血病の方が読んでいらっしゃったら、「いいよね。CMLは」と悲しくさせてしまうかもしれないことを私はある意味覚悟しています。

でもね、渡辺謙さんは? 市川団十郎さんは?
きっと辛い辛い治療をされたのでしょうが、克服して、大きな大きな仕事をしていらっしゃるじゃないですか。私はそんなドラマを、せっかくなら、もっと見たいです。ドラマを制作している方々に私が何かを言えるのであれば、病名を使用する場合、やはりそれを見てる患者という存在をどこかで想像していてもらえたら、ありがたいです。少し贅沢を言うなら、「これを自分が患者の立場で見るとしたら?」って思っていただければ、ありがたいです。

もし、CMLと診断をされて、一年半前の私のようにネット検索をして、このブログを読む人がいたら、少しでも、前向きに思ってもらえたら、私は嬉しいですし、患者ではない人が「あぁ、白血病にも、色々あるんだね。」と思っていただける機会が増えることを切に望みます。
images.jpg

医龍3について [患者としてつぶやいてみる]

1287023770.jpg

「医龍3」が終わりました。私は、はじめのシリーズからワクワクしながら見ています。
原作はよんでいないんですが。

今回のシリーズの最終回が、私の病気の仲間達の間で波紋をよんでいます。
波紋に関しては、後半で書かせていただくとして、まずは、簡単にドラマを説明しましょう。

主人公朝田龍太郎(坂口憲二さん)は心臓外科医。 彼が彼のチームのメンバー達(他の外科医、麻酔科医、ME-メディカル エンジニア つまり手術中の機械操作を行う人)などと、困難な手術を成功させていくドラマです。 

私は心臓手術経験者です。15年前に今回最終回にも登場したベンタール手術を受けています。
その経験から、心臓の治療、人の命を救うというのは、チームでなりたっていることは、よくわかるのです。それをドラマで見られることは、とてもワクワクしました。
私の手術をしたときも、麻酔の先生が事前にお話をしてくださいました。頼りになる女性で、すごく心強かった。内科医の先生も本当に親身に私の質問に答えてくれていました。
手術後も色々な先生が回診に来ましたし、看護師さんももちろん、様々なケアをしてくださいました。「あー色々な人に助けられたのだな。」とつくづく感じました。そんなことを思い出させてくれるドラマです。

今回のシリーズでは、内科医黒木先生(遠藤憲一さん)が登場し、カテーテルの発達によって、様々な循環器治療が、胸を開く手術なしで、おこなえるようになったことが、紹介されました。 患者にも負担の少ない治療で、いいことなのですが、ただし、カテーテルでできることには限りもあり、これからも技術のある外科医というのも必要なんだという、メッセージも含まれていたでしょう。ある意味今、「どこまでが内科の守備で、どこからが、外科の守備か?」というおそらくそんな問題をかかえているのが、循環器科の現状なのかと私は推察しています。

さて、ここからは、「波紋」の説明。

この黒木先生。最終回の前の週で病気であることが、発覚します。 慢性骨髄性白血病。 私に1年半前に診断の下った病気と同じです。
黒木先生は、血を吐いて倒れました。 そして隠してあった彼のカルテを見つけた仲間のドクターが「もう手のほどこしようがない」と言いました。

この病気は略称でCMLと呼ばれているので、ここからは、あえてこのCMLを使わせていただきます。
患者の間でも、一般的には、病名はこのアルファベット3文字を使う事が多いです。(実はそこにも様々な意味があると私は考えていますが。)

CML 最後のLというのは leukemia 白血病のことなのですが、白血病にも様々な種類があるということを皆さんご存知でしょうか?
私はCMLのことしか、詳しくは説明できいので、ご容赦いただきたいのですが、CMLについて、少しお話します。

CMLの場合、症状は非常にゆっくり出てきます。 自覚症状はないことが多いです。私もありませんでした。どこも痛くもなければ、熱もない。ましてや、ジーン シモンズのように吐血をするなど、まったくありませんでした。

健康診断の血液検査などで、白血球数が多いというようなことで、わかることが多いのです。
この病気の原因は、あまり解明されてはいません。そしてCMLには、3つの段階があります。

要するに初期、中期、後期があります。(ビートルズファンの皆さんなじみのある言葉使ってみました!)
慢性期----初期
移行期----中期
後期----急性期

急性期にさしかかることを「急性転化」と呼びます。
慢性期で見つかっても治療を行わないと、必ずや数年で急性転化は起きると言われています。

私が診断されたのは、慢性期でした。
おそらく、年に1回の健康診断などで、血液検査を行っていれば、この段階で発見される確立は高いと思います。

この段階で見つかったCMLに対しては、標準的治療として、分子標的薬というものを服用することが現在一般的です。
”グリベック”という薬です。
分子標的薬というのは、今までの抗がん剤とは、ちがう考え方で作り出された薬で、簡単に言うと、今までの薬より、悪い細胞を狙い撃ちできる薬です。
したがって、悪い細胞以外を攻撃しないので、この薬を飲んでいても、人はかなり元気でいられます。そして、今までよりずっと効率的に悪い細胞君は撤退します。
ただ、残念ながら、この薬は飲み続けないと、今の段階では悪い細胞君が復活してしまう事例も報告されているため、今のところドクターは、「これを一生飲んでください」と患者には説明します。
私の現状を報告するなら、この薬によって、悪い細胞君は「ほぼ撤退」状態。 つまり「この状態をキープしましょう。」というレベルです。これを難しい言葉では「分子遺伝学的効果」と呼ぶんだそうです。

さて、医龍に話を戻しましょう。
黒木先生の病気がいつ見つかったか? どの状態で診断されたか?などの説明はほとんどなかったので、なんともいえませんが、医療従事者であれば、おそらく検診なども定期的に受けるものでしょうし、それにしては、どうして、そこまで放置してしまったかという大きな疑問が残りました。

ドラマですので、ドラマにならないといけません。「朝おきて、薬飲んで、いつものように一日が終わりましたとさ。」というのでは、困っちゃいますからね。血を吐いて倒れるくらいのインパクトがほしいのでしょう。

しかし毎日朝起きて、薬をのんで、場合によっては、ばか話をして、という生活を送っている患者たちの中には、黒木先生が、CMLで倒れたというのにかなりの衝撃を受けた方がいたのも確かなんです。
実は大好きな医龍ですが、師走は忙しく、私は最終回前は見逃していたので、この展開を知ったのは、MixiのCMLのコミュニティーの書き込みでした。
「最終回をとにかく見守りましょう」そう言って患者たちは、最終回を迎えたドラマを注意深くみようとしたのです。

黒木先生は、はやり「急性転化」しており、元同僚の家族をカテーテルで救い、その後なくなります。亡くなる前に、主人公朝田先生に[オレもチームに入れてくれ」という言葉を残しました。
朝田先生は、「おまえは、とっくに、チームのメンバーだ」と答えました。
循環器科において、内科の先生と外科の先生が強力なタッグを組んでくれること。これは、患者にとって、ものすごく心強いことなんです。
現実の病院でもそうであってほしい。と私は見ながら強く願いました。

さて、最終回終了後のmixiのCMLコミュニティーでの書き込み。
やはりショックを受けた方が多かったようです。
少し重い口調の書き込みが目立ちました。
そして、患者さんのご家族からも、患者本人には見せたくないという書き込みもありました。

私としては、実は意外とクールに受け止めていまして、さっき言ったように、「ドラマとしての演出は必要だしね」と受け取っています。

でも、一つ気がかりなのが、このドラマで、CML=不治の病のイメージが多くの皆さんに植え付けられてしまうことです。


続きは、また数日後に!  こういう長文に付き合ってもらうのも悪いし。

ウラbolg 更新情報 [ウラ情報]

苦肉の策で、こういうの作りました。
ウラ(http://fab4-songs.blog.so-net.ne.jp/
更新したら、この記事を更新します。
2008/08/27 Day Tripper アップ!
2008/9/15 We can work it outアップ!
2008/9/20 Paperback Writer アップ!
2008/9/21 Rain アップ!
2008/9/30 Lady Madonna アップ1
2008/10/1 The Inner Light / Hey Jude アップ!
2008/10/13 Don't let me down / Ballad of John and Yokoアップ!
2008/11/1 Old Brown Shoes アップ
2009/3/29 久しぶりに You know my name とYellow Submarineをアップ!
2009/5/18 ヨレヨレになりながら、Hey Bulldogをアップ!
2009/5/24 All together now と Only a northern songをアップ!
2009/5/28 Back in the USSR アップ!
2009/5/30 ひっそり、Dear Prudenceをアップ!
2009/6/3 また、淡々とGlass Onionをアップ!
2009/6/5 0b-La-Di Ob-La-Daをアップ!
2009/6/30 Honey Pie , Continuing Story of Bungalow Bill , While My Guitar Gently Weeps 3曲まとめて、久々、インチキアップ
2009/07/19 Happiness is a warm gunアップ
2009/09/27 Martha My Dear , I'm so tired の2曲アップ
知らんうちにBlacbird アップ
2010/02/13 Piggies Rocky Raccoonアップ
2010/4/29 Don't pass me by , Why don't we do it on the road, I will 久々にまとめてドン
2010/5/26 Julia アップ
2010/6/4 Birthday , Yer blues , Mother Nature's son の3曲まとめてドン
2010/6/5 何故か無理してMother Nature's Son からHelter Skelterまでアップ
2010/6/12 Long Long Longから、Honey Pie までアップ
2010/06/16 Savoy Truffle アップ
2010/06/18 Good Night までアップ
2010/8/1 マジカルミステリー ツアー はじめました。  みたいな。
Magical mystery tour / Fool on the hill)
2010/8/7 Blue Jay Way , Your Mother should know, I am the Walrus アップ
2010/8/10 Hello Googbye アップ
2010/8/17 Strawberry Fields Forever Penny Lane アップしてました。
2010/8/29 Baby you're a rich man All you need is love アップしました。
2010/9/18 Sgt. Pepperはじめました。 Lucy in the sky ...まで、3曲続けてアップ
2010/10 Betting better / Fixing a holeをアップしてました。
2010/12/10 She's leaving home / For the benefit of Mr. Kite アップ

どうだ、これで、mixiも文句ないだろ!(笑)

続きを読む


nice!(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。