Give Patients a chance [患者としてつぶやいてみる]
震災以来、何度か原発に関して、ここでもお話をしたり、つぶやいたりしていますが、
今回また、少しこの件で書きたいことが出てきました。
きっかけは、チェルノブイリでの移住の基準になった値を超えた地点が今回の福島原発の事故で明らかになったという、このこの記事でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00001205-yom-sci
事故直後から、「福島とチェルノブイリはどちらが、深刻か?」と比較するお話は
色々ありました。「そもそも、比べること自体ナンセンス」という識者の意見も読みました。
素人の私としては、「比べるなといわれても、他に比べることもできず、(強いて言えば、あとは、広島、長崎ですよね。)
比べる対象がなければ、事の深刻さ、または、大丈夫なのかを判断するすべもなく…」
それが、正直な想いです。
私は「チェルノブイリより悪い場所があるよ」という記事に、「福島の方がまだ、まし」とか「チェルノブイリよりひどい」という、それこそ、ナンセンスな「勝負」をしたいのでは、全くありません。
なんとしても、実現したい事に気づいたのです。
甲状腺疾患、および血液疾患など、放射能の影響で罹患する可能性の高い疾患の専門医および、医療従事者を、*東北、および関東の病院にできるだけ早く、増やす計画を立ること。 そして、その治療法を研究するチームを強化する計画を立ること。
悲しいことですが、今後、放射能の影響を受けたために、病気になる人は、増えていくでしょう。
それが、チェルノブイリでの患者数より、多いとか、少ないとか、そんな話は抜きにして。
しかも、もっと悲しいことに、このような疾患は、特に福島原発事故がなくても、罹る人は罹るのです。
「残念ですが、今回○○さんの場合、被曝量は○○ベクレルと規定値内で、事故の影響ということでなく、自然に罹患されたと思われ…」
そう言われた場合、「いいえ、確実に原発のせいです!」と証明することが難しいケースも多く起こると思います。
現に今日まさに、こういうケース、報道されています。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011083000876
理由はどうあれ、罹ってしまった人は、その病気と付き合って生きていくのです。
望もうと、望むまいと…いえ、病気を望む人は、もともといないんです。
そして、原発をどんなに恨もうと、憎もうと、怖がろうと、生きていくしかないのです。
国、そして、私たちは、その人たちが、少しでも、楽に生きられるように、手助けをする必要があると思います。 そのために、できる限りの研究、医学知識、医療技術が結集させることを切に望みます。
ご存知の方はご存知のように、私は今の発達した医学によって、何度か命拾いを、した身です。
高度な技術の必要な、手術を受け、10年ほど前からしようされる様になった、新しい、画期的な薬によって、病気をおさえています。
だから、その医学の進歩というものを信じたいと思うのです。
生易しいことでないもの、わかります。
でも、その知識、技術をこれを機に結集させて、何人かの人のQOLを、1%向上させることは、できそうだと思いませんか?
それを積み重ねれば、とても大きな「救い」がそこに存在すると思いませんか?
小野洋子さんが、今年の原爆の日に向けて発したメッセージを前の記事で訳しました。
彼女は言います。「私たちの良いところを見つめましょう。特に自分自身の良いところを」と。
「良いところ」と言えるかどうか、わかりませんが、私は病気というのがどんなものかを、大きな病気をした事がない人より、知っています。 その意味でこの記事を書かせてもらいました。
病気になることは、終わりじゃないんです。 病気と付き合いながら生きていくことの、はじまりです。
今回の被曝から、病気になる方々が、少しでも、よい治療を受けられますように。
あーそのために、医学畑でど素人、政治家でもなく、お金もない私に何かできるかなー。
少なくとも、チェルノブイリでどのような治療が行われたのか? どのような事が有効だったのか?どんなケアが足りなかったのか? (または、現時点でも足りていないのか?)真剣に学ぶ必要があると強く感じました。
放射線被曝による疾患。 私の周り、私自身、あなたの周り…今、日本の誰にでも起こりうること。
* 東北、関東の病院に専門医等を増やすと書いたのは、やはり原発の近くから、患者が多く出ると考えるのが自然かと思ったからです。 ただ、食物からの内部被曝など考えれば、それだけでは、不十分だということも、理解しています。
今回また、少しこの件で書きたいことが出てきました。
きっかけは、チェルノブイリでの移住の基準になった値を超えた地点が今回の福島原発の事故で明らかになったという、このこの記事でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00001205-yom-sci
事故直後から、「福島とチェルノブイリはどちらが、深刻か?」と比較するお話は
色々ありました。「そもそも、比べること自体ナンセンス」という識者の意見も読みました。
素人の私としては、「比べるなといわれても、他に比べることもできず、(強いて言えば、あとは、広島、長崎ですよね。)
比べる対象がなければ、事の深刻さ、または、大丈夫なのかを判断するすべもなく…」
それが、正直な想いです。
私は「チェルノブイリより悪い場所があるよ」という記事に、「福島の方がまだ、まし」とか「チェルノブイリよりひどい」という、それこそ、ナンセンスな「勝負」をしたいのでは、全くありません。
なんとしても、実現したい事に気づいたのです。
甲状腺疾患、および血液疾患など、放射能の影響で罹患する可能性の高い疾患の専門医および、医療従事者を、*東北、および関東の病院にできるだけ早く、増やす計画を立ること。 そして、その治療法を研究するチームを強化する計画を立ること。
悲しいことですが、今後、放射能の影響を受けたために、病気になる人は、増えていくでしょう。
それが、チェルノブイリでの患者数より、多いとか、少ないとか、そんな話は抜きにして。
しかも、もっと悲しいことに、このような疾患は、特に福島原発事故がなくても、罹る人は罹るのです。
「残念ですが、今回○○さんの場合、被曝量は○○ベクレルと規定値内で、事故の影響ということでなく、自然に罹患されたと思われ…」
そう言われた場合、「いいえ、確実に原発のせいです!」と証明することが難しいケースも多く起こると思います。
現に今日まさに、こういうケース、報道されています。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011083000876
理由はどうあれ、罹ってしまった人は、その病気と付き合って生きていくのです。
望もうと、望むまいと…いえ、病気を望む人は、もともといないんです。
そして、原発をどんなに恨もうと、憎もうと、怖がろうと、生きていくしかないのです。
国、そして、私たちは、その人たちが、少しでも、楽に生きられるように、手助けをする必要があると思います。 そのために、できる限りの研究、医学知識、医療技術が結集させることを切に望みます。
ご存知の方はご存知のように、私は今の発達した医学によって、何度か命拾いを、した身です。
高度な技術の必要な、手術を受け、10年ほど前からしようされる様になった、新しい、画期的な薬によって、病気をおさえています。
だから、その医学の進歩というものを信じたいと思うのです。
生易しいことでないもの、わかります。
でも、その知識、技術をこれを機に結集させて、何人かの人のQOLを、1%向上させることは、できそうだと思いませんか?
それを積み重ねれば、とても大きな「救い」がそこに存在すると思いませんか?
小野洋子さんが、今年の原爆の日に向けて発したメッセージを前の記事で訳しました。
彼女は言います。「私たちの良いところを見つめましょう。特に自分自身の良いところを」と。
「良いところ」と言えるかどうか、わかりませんが、私は病気というのがどんなものかを、大きな病気をした事がない人より、知っています。 その意味でこの記事を書かせてもらいました。
病気になることは、終わりじゃないんです。 病気と付き合いながら生きていくことの、はじまりです。
今回の被曝から、病気になる方々が、少しでも、よい治療を受けられますように。
あーそのために、医学畑でど素人、政治家でもなく、お金もない私に何かできるかなー。
少なくとも、チェルノブイリでどのような治療が行われたのか? どのような事が有効だったのか?どんなケアが足りなかったのか? (または、現時点でも足りていないのか?)真剣に学ぶ必要があると強く感じました。
放射線被曝による疾患。 私の周り、私自身、あなたの周り…今、日本の誰にでも起こりうること。
* 東北、関東の病院に専門医等を増やすと書いたのは、やはり原発の近くから、患者が多く出ると考えるのが自然かと思ったからです。 ただ、食物からの内部被曝など考えれば、それだけでは、不十分だということも、理解しています。
2011-08-30 22:32
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